選択科目/自由科目の概要

「必修科目」と「選択必修科目」は、どの大学でもほぼ同じ意味で使われています。

これに対して、「選択科目」と「自由科目」には全国共通の明確な定義がなく、大学によって扱いが大きく異なるのが現状です。

履修区分一言でいうと履修の自由度(一般的な傾向)
必修科目必ず単位を取らないといけない科目なし
選択必修科目一定数の単位を取らないといけない科目中くらい
選択科目/自由科目―(大学によって扱いが大きく異なる)高い
各履修区分のイメージ

後者については、各大学が独自に(好き勝手に自由に、やりたい放題に)定めていると考えるのがいいでしょう。

選択科目と自由科目をはっきりと区別することはできないため、このサイトでは両者をまとめて「選択科目/自由科目」と表記します。

一般的な説明

選択科目と自由科目は、一般的に次のように説明されることが多いです。

履修区分よくある説明
選択科目卒業要件に算入され、学生が所定のグループから自由に選べる科目
自由科目卒業要件に算入されないが、学部や分野を超えてより自由に取れる科目
選択科目/自由科目についてのよくある説明(一般論)

一般論は当てにならない

用語の名称や定義などは大学によって大きく異なります。

  • 自由選択科目など、大学によって名称に表記ゆれがある
  • 卒業要件に算入されないが、選択科目と呼ばれることも普通にある
  • 同じ大学であっても、学部によって卒業要件に算入されるかどうかが違ったりする

なので、一般論は当てにならないというのが現状でしょう。

「自分の大学のルール」を確認するべき

前述のとおり、一般論は当てになりません。

それに加えて、以下のような情報源の説明では、どの大学にも適用できるような普遍的なものではなく、特定の大学の履修システムに偏っている可能性が大いにあります。

  • Googleで調べて出てきた内容
  • Yahoo知恵袋の回答
  • 個人の経験談

そのため、重要なのは自分の大学の履修規定や履修要項、卒業要件などを確認して、「選択科目/自由科目がどう定義されているのか」を把握することです。

一般論をそのまま鵜呑みにしてはいけません。

履修の必要性

選択科目/自由科目の履修の優先度は、必修科目や選択必修科目と比べて、一般的に低い傾向にあります。

なので、選択科目/自由科目全体としては、必修科目と選択必修科目を十分な数を履修したあとの自由枠という認識でいいでしょう。

  • 自由枠という認識が、選択科目/自由科目のすべての個別の科目に当てはまるとは限らないことに注意!

履修が必要なケース

明らかに履修が必要になるケースとしては、主に次の2つが挙げられます。

明らかに履修が必要になるケース具体例
選択科目/自由科目の所要単位が設定されている選択科目/自由科目から最低○○単位以上取ること
必修科目と選択必修科目だけでは、所要単位に届かない必修科目と選択必修科目だけでは所要単位に届かず、残りの単位を選択科目/自由科目で補うように設計されている
明らかに履修が必要になるケースとその具体例

これらのケースでは、所要単位と同じだけの単位数を取ることができれば十分です。

無理に多めに履修する必要は一切ありません。

  • 特定の科目(スポーツⅠなど)の単位を取ることなどが、2年生への進級条件などの卒業要件として課されていることがあります。これは特定の科目に焦点を当てたものであるため、履修区分(必修科目・選択必修科目・選択科目/自由科目)に焦点を当てているこの記事では触れません。

履修が必要ないケース

履修が必要ないケースで特に気をつけたいのが、選択科目/自由科目が卒業要件に算入されないケースです。

このケースでは、次の3つを1つも欠けることなくすべて満たしたとしても、卒業所要単位やどこかのグループの所要単位として算入されることはなく、卒業に一歩も近づきません。

  • 卒業要件に算入されない科目を履修をする
  • その科目の授業を頑張って受ける
  • その科目の単位をしっかり取る

履修規定や履修要項、卒業要件などをしっかり確認したうえで、選択科目/自由科目の履修の要否を判断するようにしましょう。