科目区分とは「授業をジャンル分けしたもの」
大学で開講されている授業の総数は、少ないところでも100、多いところでは1000にも及びます。
科目区分とは、その膨大な数の授業を大まかなグループに分けたものです。
授業を大ざっぱにジャンル分けしたものというイメージでいいでしょう。
このサイトでは次の4つの科目区分を採用します。
| 科目区分 | 一言でいうと | 高校までの授業で例えると |
|---|---|---|
| 教養科目 | 幅広い学問の基礎に軽く触れてみる | 国語 数学 理科 社会 芸術系など |
| 外国語科目 | 英語 + 第二外国語 | 英語 |
| 健康スポーツ科目 | 高校までの保健体育のコンパクト版 | 保健体育 |
| 専門科目 | その大学(学部)に通っている意義そのもの | ―(学部による) |
科目区分のパターン
科目区分のパターンは、大学によって大きく異なります。
- 科目区分が2つに分けられることもあれば、6つ以上に分けられることもあります。
- 科目区分があいまいなことも多々あります。
なので、次のような状況は普通であり、心配する必要はありません。
- 科目区分が2つしかない気がする
- 科目区分があいまいで、はっきりしていない気がする
これから、よくある科目区分のパターンを2つ見ていきましょう。
一般教育科目・外国語科目・保健体育科目・専門教育科目の4つに分けるパターン
かつては、大学のカリキュラム(教育課程)は、法令によって次の4つの科目区分に厳格にガチガチに固定されていました。※大学や学部による
- 一般教育科目
- 外国語科目
- 保健体育科目
- 専門教育科目
これら4つの科目区分が明確に独立しており、それぞれで定められた単位数を過不足なく修得することが、卒業の絶対条件となっていました。
しかし、1991年の大学設置基準の大綱化(【資料】日本学術会議(PDF))により、これらの区分を設ける義務が撤廃され、各大学が独自にカリキュラムを設計できるようになったのです。
そのため、現在の大学では、先述の4区分を統合して2つに絞る大学もあれば、時代に合わせて6つ以上に細分化する大学も存在します。
専門科目と「共通教育科目」の2つに分けるパターン
専門科目以外を「共通教育科目」として一括りにするケースがあります。
- 専門科目
- 共通教育科目(専門科目以外のすべて)
しかし、共通教育科目の扱いは大学によって大きく異なります。
- 共通教育科目に相当する科目が、存在しないケースが多くある
- 大学によって名称や構成が大きく異なる(基礎科目や一般教育科目など)
これにより、次のような問題が生じます。
- すべての大学に共通する普遍的な情報ではなく、余計な混乱を招きやすい
- 断定的な表現がしづらく、説明がまどろっこしくなってしまう
- 階層が深くなってしまい、h2とh3のみを用いて記事を構成することが難しくなったり、スマホ画面では表が見切れたりして、視認性が悪化する
なので、このサイトでは共通教育科目を使いません。
筆者の経験
私の大学では、科目区分がはっきりと4つに分かれていました。
なので、どの科目区分でどれだけの単位を取ればいいかのイメージがつきやすかったです。
(とはいえ、自分の大学の履修システムを、3年の前期の履修登録のときまで、よく理解していなかったのですが…)
これは、1991年の大学設置基準の大綱化(【資料】日本学術会議(PDF))が行われるまで、各大学に卒業要件として一律に課されていた堅牢なカリキュラム構造が、現在まで多少引き継がれていたからだと思います。